グリストラップとは
グリストラップとは、業務用調理設備がある飲食店等に設置され、調理時に厨房から出たごみや油脂を含む排水が、そのまま下水に流れることを防ぎ、一時的にせき止め、分離・収集する槽のことです。
1976年に施工された建設省告示第1597号では、業務用の厨房ではグリストラップの設置が義務付けられています。
グリストラップのトラブル
グリストラップは清掃を怠ると、衛生的に問題が出たり、悪臭や油詰まりによる処理低下等のトラブルの原因となります。
水中に浮上した油脂が酸化されることによる悪臭
油は空気中や水中の酸素との接触により酸化されると劣化し悪臭を発生します。
スカム発生による悪臭・油詰まり
また、油の酸化により、油は排水中の有機物や細菌とつきやすくなります。これにより、排水中の懸濁物質、繊維質、油脂質、最近が浮上して、水表面にできる厚い層状となり、これをスカムと言います。スカムは、悪臭を発生し、またグリストラップ内で厚い層になるため、油詰まりの原因となります。
残渣の腐敗による悪臭
バスケット内や槽の底にたまった残渣が腐敗し、悪臭を発生します。
アクアパルス悪臭・油詰まり防止のメカニズム
アクアパルスにより活性化された水は、油を酸化せず、悪臭やスカムの発生を抑制します!
油の酸化抑制による悪臭防止
アクアパルスを給水管に取り付けると、後段の水は電磁場を加えられ、水粒子が活性化されます。この活性化された水は、油を酸化しづらくなっており、油の酸化による悪臭を低減することができます。
油の酸化抑スカム発生防止(詰まりの防止)のメカニズム
また、酸化された油は、排水中の有機物や細菌類と結びつきやすくなり、水表面にできる厚い層状のもの(スカム)を形成しやすくなります。
アクアパルスの設置場所(一例)
設置することで、その後段で発生する油酸化によるトラブルを防ぎます!
アクアパルスは給湯の大元の配管にコイルを巻きつけて設置します。同じ系列であれば、設置の後段は同様の効果を発揮します。
設置には100Vもしくは200Vの電源が必要です。屋外対応で水の入りにくい構造になっています。
アクアパルス導入によるメリット
- 設置するだけで、悪臭・詰まりの抑制に効果が期待できます。
- 清掃頻度の低減が期待できます。
- グリストラップの油対策としてバイオ製剤をご利用の場合、その薬品使用の低減や削減が期待できます。