温浴・温泉施設でのスケールトラブルについて
スケールの付着により、温泉水の安定供給が困難になったり、設備の故障・機能低下の原因となります。
スケールの付着・成長の仕組み
スケールは、水中のカルシウム、マグネシウム、シリカ等の成分が、過飽和となる条件で結晶化し粒子となったものをいいます。温度の上昇等で水中の成分が濃縮され、温浴施設やボイラー等において多く見られる現象です。
一般に、水に接する配管の内壁は負に帯電し、一方、スケール粒子は正に帯電しやすくなっています。これらは、電気的に引き合い、スケール粒子は配管内壁に引き寄せられます。この内壁への付着は凹凸がある部分でさらに進行し、そのスケールの成長性は増していきます。
このスケール付着が進むと、配管の閉塞、効率の低下などのトラブルの原因となります。
アクアパルスのスケール抑制のメカニズム
温泉の成分は変えずに、スケールの生成しづらい性状に変化させます。
アクアパルスを配管に巻きつけると、配管内に流れる水はスケール粒子の表面電位を正から負に変化させます。これにより、配管内壁に付着し辛くなり、スケールの成長性が防止されます。
アクアパルスの設置場所(一例)
設置することで、その後段にある機器や浴場等様々な場所で効果を発揮します!
アクアパルスは給湯の大元の配管にコイルを巻きつけて設置します。同じ系列であれば、設置の後段は同様の効果を発揮します。
設置には100Vもしくは200Vの電源が必要です。屋外対応で水の入りにくい構造になっています。
アクアパルス導入によるメリット
- スケール除去にかかる薬品の購入や、除去の手間が低減できます。
- スケールによる配管閉塞等のトラブルが減り、安定供給が可能となります。
- スケール抑制剤による、スケール付着防止が不要になる為、薬剤補充等の手間がなくなります。
- 温泉に何も加えないので安心です。